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CDの価格を値下げしました。高校生の頃(1970年代半ば)にLPレコードが2,000円くらいだったような覚えがあるので、現在のCDは決して高くないし、むしろ安くなったと思うけれど、業界は低空飛行どころじゃなくて墜落寸前だそうです。大手レコード会社と契約した場合、原盤持込で受け取る利益は14%程度のようです。ホールまたはスタジオを借りて録音エンジニアにお願いしてマスタリング手前まで費用をかけてその程度ということです。演奏の録音を専門家に依頼するのが良いのは、使用する機材のせいではなく、そのノウハウにあるのは明らかですが、音楽をCDやDVDのパッケージで販売する商法からは既に若者は離れてしまったのに、依然、音楽の需要は大きいという時代にあっては、音楽家自身が行動を起こす良いチャンスとして考えたほうが良いかもしれません。買う側はお手軽になったとはいえ、音楽家側の「鍛錬」「音楽を理解する真摯な勉強」「練習に裏打ちされた確かな技量」等が要求されていることには何も変わりがありません。さあ、録音が完成したら、ダウンロード販売を始めよう。
paypal & WordPress
ホームページを作ってから、「商品の決済はどうするの?」と考えても良いけれど、初めに決済方法を決めてそれに合う道具をそろえるほうが賢明です。ダウンロードだけのサイトにするなら(1)外部サービスを利用する (2)paypal & WordPress で作成する、のどちらかです。見た目にすっきりなのは後者ですが、CDやその他の物販と併用できません。その場合は、paypal & WordPress で物販、外部サービスでダウンロード販売というのが良いです。私はそうしました。もちろん、WordPressを二つインストールできる環境があれば、両方とも自前でできますが、多少工夫が必要です。paypalでクレジットカード決済後に戻るページを一つ設定するので、両方のサイトのデザインを統一しておき、例えば物販がメインページでダウンロードをサブページとする旨、どこかに表示して、購入者が混乱しないような配慮をすべきでしょう。
ダウンロードの外部サービス
私はDL Market にお願いしています。
http://www.dlmarket.jp
登録は無料で売り上げが無ければ手数料も発生しません。デジタルコンテンツなら何でも扱えます。ラフマニノフピアノ協奏曲のスケルトン版(と勝手に名づけた)をアップしたのですが、24bit/48khzのWAVEファイル(全24ファイル)をZIPにすると最大4.7GBになるので一括でアップロードすることはできませんでした。24ファイル中で最大のものはピアノ協奏曲3番の2楽章と3楽章を途切れずに収録したもので414MBです。一回のアップロード上限は300MBなので、これとパガニーニ狂詩曲の4つのファイルのために、事務局にお願いして上限を引き上げてもらいました(2/7に変更予定)。ダウンロードする方にとっても巨大ファイルを落とすよりも、小分けの方が良いかもしれません。24ファイルを「セット商品」にして、個々のファイルはダウンロード不可とすることも出来ます。音源は同じでサンプリングレートの異なる他の3種類(16bit/48khz, 16bit/44.1khz, MP3)も同価格で販売していますので合計で約11GBになり、これらを自分の契約するレンタルサーバでない場所に置かせて頂けるのはありがたいです。
(ペイパル)
日本国内での普及はいまひとつですが、小規模会社や個人でクレジットカード決済を利用するならpaypalが断然お勧めです。登録も簡単(もちろん日本語で)で、ビジネスアカウントでも手数料はごく僅か(4%程度)ですから、まずは申し込みましょう。英語で表示されたらサイト右上に日本語への切り替えリンクがあります。
[ビジネス]→[ビジネスアカウントの開設]
https://www.paypal.jp
WordPress
18年以上前に初めてホームページを作ったころはテキストエディタでHTMLを書くというのが当たり前で、ずっとそれでやって来ましたのでブログ作成なんて興味がなかったのだけれど、初心者として恐る恐るやってみたら、あらまあスゴイ。今までのホームページは破棄して、全面的にWordPressに移行しました。クレジットカード決済のできる機能を持ったサイトにするので、WordPressをインストールする前にレンタルサーバの仕様を確認してください。MySQL(5.1以上)とPHP(5.3以上)が必要です。これまでnanasawa.netを置いていたレンタルサーバでは両方ともバージョンが低かったので、WordPressのインストールはできたものの、必要なプラグインである[Welcart]が使えないことがわかり、低価格の別会社(さくらインターネット)と契約しました。その際にnanasakov.com のドメインを取得し、メール等の関係でnanasawa.net は温存しました。さくらインターネットでは自動インストールが用意されているので簡単ですが、ドキュメントルートにインストール際にちょっと不具合がでました。そこで普通にFTPでWordPressの必要データをアップロードして、http://www.ドメイン/index.phpにアクセスし、言われるままにインストールします。アレレ?ここでも失敗、そのとき「大丈夫ですよ、wp-config.phpに記入してアップすれば解決ですよ」とWordPressが言ってくるので安心。
Welcart
http://www.welcart.com/
無料のプラグインである[Welcart Home ショッピングカート for WordPress]をインストールします。こんな優れたプラグインが無料で提供されているのには驚きます。通常の物販を行うのであれば、全くの無料。商品価格を決めて画像を用意して基本設定をします。基本設定、配送設定を先にするのですが、最初は支払方法にpaypalが見当たりません。とりあえず銀行振込とか郵便振替とか着払いとか、その辺りを設定しておき、後からpaypalの設定をします。usc-e-shop/settlement/ にあるpaypal_sample.php を編集(ファイル名を変更/必要事項を記入)して設置するだけです。ダウンロード販売サイトにする場合は、拡張プラグインの[DL Seller](28,000)を使います。7日間だけ何度でもダウンロード可能とか、月極めでのダウンロード等の設定もできるので、いろいろな展開が考えられますね。唯一の難点は物販とダウンロード販売の両方を同時にはできないことくらいですが、それとて特に問題ではないと思います。
paypalでクレジットカード決済
Welcartの管理画面で[カート]のページIDを確認しておきます。
paypalにログインして[個人設定]→[ウェブペイメントの設定]をクリック。
●自動復帰(オン)、復帰URL(カートのページID)、支払いデータ転送(オン)にします。
ID トークンを確認しておきます。50文字以上並んだの文字列がこのページに表示されています。。
そして[個人設定]→[即時支払い通知の設定]をクリック。
[IPNの設定の選択]をクリック。
●通知URL(http://www.ドメイン/index.php)、IPNメッセージ(有効/推奨)、[保存]をクリック。
★sandbox(閉じられたテスト環境内)でテストをしてから本番の臨むべし、とあちこちに紹介されていたので[PayPal Developer Central]のアカウントを取得して途中までやりましたが、何だか良くわからなくなり、投げ出しました。勝手な言い訳を思いつき「商品価格を非常に低く設定してテストしてしまえ~」でやってみたら上手くいったので、OKとしました。ああ、とてもいい加減ですが。
paypal_sample.php の編集
[paypal.php]として保存してアップロードします。
$usces_paypal_business =[PayPalに登録したメールアドレス]
$usces_paypal_url =www.paypal.com
$auth_token =IDトークン
★設置場所についてはデフォルト(wp-content/plugins/usc-e-shop/settlement/paypal.php)でないほうが良い、と[paypal_sample.php]の注意書きにあります。「この場所はプラグインのアップグレードの際に削除されてしまいます。任意の場所に設置してシステム設定ページにてモジュールの設置場所を指定。」ですが、バックアップを取っておけば良いだけのことですから、デフォルトにしました。
Welcartの基本設定に戻って
支払い方法にpaypalを記入して追加。決済モジュールにもpaypal.phpと記入すれば完了です。ちょっと迷いながらでしたが、このように記録してみると大した苦労も無く完了できたことが分かります。音楽家の皆さん、ダウンロード販売を始めましょう!